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再生可能エネルギー(電力)事業の実証実験途中経過報告 Part1

2021年7月1日に当社は、子会社株式会社オフグリッドラボを設立し、再生可能エネルギー事業に向けての実証実験をスタートさせました。今回は実験の状況をご紹介いたします。

実証実験の意義

当社が目指すのは、基本的には「地産地消モデル」にも似た「自家発電自家消費型」のビジネスモデルです。そのため、まずは、自社で太陽光パネル・蓄電池・パワーコンディショナの調達、設置から各配線工事を行うこと、さらに発電・蓄電・供給全体の流れをシミュレーションし自家発電自家消費型の高効率のシステムを開発することが必要だと判断しました。
現在、これらを実験棟に設置し実証実験を開始いたしました。

2022年1月には、実際に入居者がお住まいになる新築物件への提供・実証実験を予定しています。当社自ら提供し、入居者などユーザーがどのような使い方が出来るかということを具体的に検証した後にシステム開発に着手する予定としています。

現在の設置状況

東京都の実験棟の様子です。
現在は実際の発電量およびオフグリッド時の蓄電量の確認を行っております。
年間4,047KWhの発電量を想定した設計を行っています。

屋上に太陽光パネルを設置しています。
屋上の5F部分に最大出力330Wの太陽光パネルを6枚、6F部分も同様に6枚設置しています。

パワーコンディショナ2機・蓄電池2機を設置しています。
太陽光発電電気を棟内に供給し、余剰電気は自動的に蓄電しています。現在夜間の利用は殆どありませんが、夜間は蓄電池から自動的に放電し供給を行っています。

FGHomeIoT連携用に当社ルータFGN1300Wを接続しています。
電力使用量を遠隔で確認できるようにスマートメーターを設置しています。
システム連携のため想定どおり機能するか検証をしています。

今後の活動予定

今回の実証実験では、あくまで一設計の元に設置を行いました。
今後、他のパワーコンディショナーや蓄電池での試験を行いながら、集合住宅等への設置を想定して一括受電や個別受電の違いによる設計や、法規制との兼ね合いのもと最適な事業スキームの検証を行ってまいります。また、引き続きFG Home IoTデバイスとの連携、スマートメーターからの情報収集・システム連携・アプリ連携に着手してまいります。
実証実験の経過情報は、今後も当サイトのトピックス記事でご報告いたします。