トップメッセージ

– MESSAGE FROM THE PRESIDENT –

2000年に創業した当社は、2003年よりネットワーク構築やブロードバンド回線販売を手掛け、通信機器の開発・製造から電気通信サービスまでを一貫して手がける独立系のWi-Fiソリューション企業へと成長してまいりました。2018年には東証マザーズに、2019年には東証1部(現:プライム市場)に上場を果たし、当社はこの国の未来のため、そして次の世代、さらには次の次の世代まで胸を張って受け継がれていくビジネスを創造し、同時に社会課題解決型企業としての役割をこれまでも、そしてこれからも追求してまいります。

急速に進化する情報化社会において、通信インフラの重要度はかつてないほどに増しています。当社はこれまで注力してきたレジデンス(ホームユース)の通信環境改善サポートに加え、今後は様々な利用シーンに対応できるビジネスユース市場の成長にも注力してまいります。IoTをはじめ衛星Wi-Fiの活用やクロスセル商材などを用いて業界のスタンダードを構築し、これからは医療機関、介護等の福祉施設への展開も見据え、当社の認証システムを大いに活用しながらビジネスユースで大きなマーケットを獲得してまいります。レジデンスWi-Fiで築いた顧客基盤を活用しつつ、通信事業と再エネを組み合わせた不動産ソリューションの展開を目指し、同社としての一層明確な強みを確立強化していく計画です。これらは当社が以前より掲げていた「Alternative Carrier構想」の実現に向けての重要なステップと位置づけます。

今後、通信トラフィックの急拡大、半導体の不足、円安などの大きな事業環境の変化により、近い将来にも当社がコストの増加などの逆風に直面する可能性は否めません。しかし、私たちファイバーゲートは、“すべての施設にWi-Fiを” をスローガンに、コスト耐性を高め、それをバネにして次のビジネスチャンスに繋げて持続的成長を図り、同時にパブリックカンパニーとして社会的な責任もまた果たすべく今後も努力してまいります。どうか、皆様のご指導ご鞭撻とご支援をお願い申し上げます。

代表取締役社長 猪又 將哲