製品開発部 座談会
「いちからモノ作りをする醍醐味」
メンバー紹介
製品開発本部
プロフェッショナル酒井 健郎
2020年 入社
製品開発本部
チーフ平木 圭亮
2021年 入社
ワクワクしたい
- ファイバーゲートに入社した決め手を教えてください
酒井:前職はセキュリティ会社で企画開発を行っていました。転職を考え始めた頃に、ファイバーゲートから猛烈なスカウトが来たんです(笑)その当時、ホームIoTを開発しているという説明を受けました。マンションISP(入居者無料Wi-Fiサービス)とホームIoTの親和性に可能性を感じたので、入社を決めました。
平木:僕は新卒入社ですので酒井さんとは少し異なりますが、会社の雰囲気で入社を決めました。もともと数学の高校教師になりたくてその進路に進んでいたのですが、教員になっている自分はなんとなく想像ができていたんです。そのまま想定通りの自分になるのは面白くないなと感じて、まずは企業に就職しようと思い、就活イベントに参加しました。
そこでファイバーゲートを知ったのですが、イベント後に会社の方と交流する場があり、その時の社長や社員の皆さんの雰囲気が非常に良かったんです。就職するならIT系の会社と考えていましたので、迷わずに入社を決めました。
酒井:エンジニアって、殺伐とした雰囲気のところが多いですよね。わたしの前職もそうでしたよ。モノ作りは集中しながら行う必要があるので、それが普通だと思うのですが、ファイバーゲートは少し違いましたね。なかなか面白い会社だなと思いました。
仕事に活きる学び
- 学生の頃、何を専攻されていましたか?今の仕事と通じるものはありますか?
酒井:私の専攻は少し変わっていまして「繊維学部」という、繊維を電子材料や機械材料の科学技術に用いるといった、どちらかというと工学部寄りの研究をしていました。かたつむりの歩き方から、その動きを科学技術に活かすための研究を行ったりしていましたよ。
平木:かたつむりの動き方…?なんかすごいですね(笑)
酒井:腹足推進機構ってご存知です?これはその考え方なんですけど…(以下省略)
専攻していた内容よりも、研究をして発表するという一連の経験が今の仕事に活かせていると思っています。製品開発の過程って、研究発表に近いものがある気がします。企業には営業部門や管理部門など、様々なセクションの人がいますよね。ベンダーさんもいます。専門的な内容をすべての人に分かりやすく伝えるためにはどうすれば良いかというのは、学生時代から考えてきたことです。その考え方が今に活きているかなと。
平木:僕は理学部数学科専攻でした。確率統計といって、すべての統計データは面積で表すことができて…(以下省略)
もともとは数学の教員になりたいと思い数学科を専攻していたので、現在の仕事に関しては完全に未経験です。未経験ですが、何事にもチャレンジする、よく考えて行動するということを心がけています。
酒井:平木さんは、どんなことにも果敢にチャレンジしていますよね。能動的な姿勢があれば、学生時代の専攻などは関係ないと思っています。
ファイバーゲートは、未経験の人でも出来るよう周りがサポートできているんじゃないかな。私自身も未経験でもチャレンジできるような環境をつくるよう心がけています。
平木:そうですね、未経験ですがいちから教えてもらえました。そのおかげですぐに対応できるようになりましたし、任せてもらえることが自信にも繋がっています。これからもどんどん吸収して、出来ることを増やしていきたいです。
ここにしかない歓び
- 当社の製品開発の醍醐味を教えてください
酒井:とにかく大変です(笑)製品開発って、企画、設計、開発、製品保証、量産部門など多くのセクションがあるのが一般的だと思います。当社では製品開発部内で企画開発から設計、量産、在庫管理まで一貫して行います。そこは非常に大変である一方、すべてこちらの裁量で行うことができるのが醍醐味だと思います。
酒井:前職では、営業と開発部門で非常に意見の衝突があったり、製品開発部門でも様々なセクションがあるためにスムーズに開発に着手できないことが多くありました。社内の交通整理や、要件や仕様をきちんと相手に伝えることがこの部門では肝になってきます。要望ばかり取り入れていたら製品として偏ったものしか作れないので、こちらは開発側として、主張するところはしなければいけない。ファイバーゲートでは、営業部門と開発部門との意見交換が比較的穏やかにできていますので、営業部門からの要望も取り入れつつ、こちら側の意見もきちんと踏まえた製品開発ができる環境をつくれていると思います。
また、ファイバーゲートのようなファブレス企業の開発はベンダー次第なところもあったりするので、その選定から携われることも重要ですね。
平木:製品開発部の良さは、ひとつの部門で様々なことができること、日々成長を実感できることだと思います。新しいことができるようになると、満足感が格別ですよね。そのため、僕はとにかく楽しい!!
未経験な僕に先輩方がいろいろと教えてくれて日々吸収できて、重要な案件を任せてもらえます。そしてファイバーゲートは、良い意味で役職や歳の差を感じさせない雰囲気を作ってくれているので、とても仕事がしやすいです。今は仕事もプライベートも充実していて、とにかく楽しいですね。
酒井:緊張感もありつつ、アットホーム感が残っているのは良いところでもあると思います。会社が大きくなってもメリハリがあるというのは珍しいかもしれません。なにより、楽しく仕事できるのが一番。
将来を見据えて
- これからの目標やチャレンジしたいことを教えてください
酒井:ものづくりにはずっと関わっていたいと思っています。机上の空論から、実際に形(製品)になる過程はやはり面白いので、そこには携わっていたいです。そのためには、自分のやり方を後輩に参考にしてほしいですね。後輩が育つということは自分のためにも、会社のためにもなりますので、第一線で活躍できる後輩を一人でも多く育てていくことが私の目標です。
平木:僕は、プロジェクトマネージャーとして製品をリリースすることが目標です。先輩や上司の背中を見て、自分もプロジェクトマネージャーとして一人前になって、ひとつの製品を周りと協力しながら世に出す楽しさをいち早く味わいたいです。