INTERVIEW #02

「日本人と同じように働ける場所」

オペレーション本部 お客様サービス部 主任

KC BIJAY(ケーシービジェイ)

KC BIJAY(ケーシービジェイ)
【経歴】
2013年6月~ ネパール国内で日本語を勉強
2013年10月:来日、日本語専門学校に入学
2015年3月:日本語専門学校を卒業
2015年4月:ITビジネスの専門学校に入学
2017年3月:専門学校を卒業後、飲食業に就職
2019年2月:当社入社

日本での厳しい現実

私には、日本で店舗を経営している親戚や、日本の大学で博士号を取得した親戚がいるのですが、それぞれの活躍の様子を聞くうちに、自分も日本に行ってみたいと思うようになりました。

しかし、日本に来て居酒屋で働いていたころは、材料の仕入れ、キッチン、ホール、レジ、清掃など、店のあらゆる仕事をこなさなければならず、仕事が終わる頃にはへとへとに疲れて帰宅するという毎日でした。

IT業界への転身を決意

そんな生活をする一方で、将来のために技術を身に付けられる仕事に就きたいと考えていました。学生時代にIT関係の勉強をしていたこともあり、できればIT業界の仕事をしたいと思っていたのですが、たまたま知人を通じてファイバーゲートのことを知りました。

面接のとき、私が所属することになる部署だけでも外国籍の社員が既に5人もいると聞き、しかもそれぞれが担当を任されて活躍している様子が伺えたので、この会社に転職することを決心しました。

エベレストの国、ネパール

ネパールには、エベレストという世界に誇れるシンボルがあります。通信や交通が発達していない反面、自然豊かな国です。ネパールの学校では、日本の女性は着物姿、男性はサムライの姿で紹介されていました(笑)。
でも実際に来日してみたら皆さん普通に洋服を着ているし、街並みは想像と大きく違って高いビルが立ち並んでいて、本当に衝撃的でした。

また、ネパールでは、仕事を終えると20時までには夕食を済ませ、それ以降は外出しないのが一般的ですので、24時間営業の店舗があることにも驚きました。

文化の違いに戸惑い

日本とネパールでは、「はい」と「いいえ」のジェスチャーが違うんです。「はい」のとき、日本では首を縦に動かしますが、ネパールでは首を傾げるようにゆっくり振ります。最初のうちは、この違いに戸惑いましたし、相手に勘違いされることもありました。

飲み会への誘い方もかなり違います。日本では前もって日程を決めて約束をすることが多いと思いますが、ネパールでは約束を守れない人が多いので、事前に約束することはあまりありません。
このように、案外文化の違いが多く、慣れるまでに時間がかかりました。

働きながらスキルアップできる喜び

入社して感じたことは、在籍している外国籍の社員は国籍も文化も様々で、とても刺激が多いです。現在は、新規申込のデータ登録やネットワーク機器の設定と発送、ネパール語や英語を話されるお客様の電話応対などの仕事をしています。

以前の肉体労働とは違い、どちらかと言うと頭を使う仕事なので体力的に余裕がありますし、楽しく仕事をさせていただいています。なにしろ働きながら技術を身に付けられるのでとても有難く思っています。

将来の目標

東京オリンピック・パラリンピックの開催もあり、私と同じように外国から来られる方がますます増えると思いますので、Wi-Fiというサービスの提供を通じてお役に立てると信じています。そのためにも自分のスキルを磨いていきたいと考えています。

担当している業務の習熟度を向上させ、ネパール語、英語、さらには日本語でも電話応対ができるよう引き続き勉強していきたいです。
日本は、ネパールと比べて空気も良く生活環境も整っていますので、自分がお金を稼き、いずれはネパールから両親を呼び寄せて一緒に日本で暮らせたらと思っています。

私のオフタイム

日本の文化にとても興味があるので、時間に余裕がある時は名所巡りなどをしています。

また、従兄の子供を連れて近所の公園に行き、水遊びや散歩をすることも多いです。小さな子供が日々成長していく様子を見ているだけでも楽しく、こちらが元気をもらうことさえありますね。

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